ここは時間から切り離された世界。
神と、そこに連れて来られた一部の人間のみが存在する、静止した世界だ。
そこでは一瞬が永遠となり、必然肉体の成長も止まる……一種のネザーランドと呼べるのかもしれない。
だが、連れて来られた彼女にとっては地獄以外のどこでもなかった。

『ぁ……んんっ!も、もう止めて……止めて……止め……っっぁ……か、ぁ……!!』

彼女は、犯されてた。
永遠とも呼べる時間、壊れることも狂うことも死ぬことも許されずに、何十何百何千年もの間身体を貪られ続けていたのだ。
自分が何故こんなところに居るのかも、犯され始めてどれだけの時間が経ったのかも、どれほどの精液を身体に浴びせられ注ぎ込まれたのかも分からない。

『なんで、なんで……こんな……ひぎ、ぃ……そんな、太いの、壊れ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!』

子宮に鉄の棒を突っ込まれるような感覚、何度受けても慣れることのないその痛みに悲鳴を上げて、気絶の直前に思うのは後悔と絶望……そして疑問だ。
何故自分が此処に連れて来られたのか、何故自分なのか、何故自分がこんな目に合うのか……意識を失う度にそんな自問自答を繰り返す。

『………ふっ、ぐ……んんっ!』

気絶している間も、神が腰の動きを止める事はない。
ただただ自分の快楽と暇つぶしに、玩具を気遣う理由など存在しないのだ。
そんな、愛も情も無い行為にリンの身体は反応する……快楽を欲するよう、地獄における光に縋るように。





そんな肉欲の日々を、未だに彼女は夢に見る。
朝になれば既に忘れるが、身体の火照りは決して収まらず……

『ぁ……今日も、駄目みたいですねー』
『身体が火照って仕方ないです……誰かに、頼みませんと』

そう言って、彼女は今日も快楽を求める。

このページへのコメント

作成お疲れ様でした
神も人も種族が違うだけでやっていることは変わりませんね……

0
Posted by ゾディー 2016年09月24日(土) 19:32:06 返信

神様って、いい印象ねぇがここまでとはな。
考えてることがわからん。

作成お疲れ様でした。

0
Posted by 安藤竜 2016年09月24日(土) 19:02:09 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます