あれ?自分ニートになってる?いやいや、巫女は祈るのが仕事だしセーフだろ…だよな?
いやほら以前と比べてみよう、仕事量は変わってないはずだ、きっと



『いいかげん起きろ、見兎が朝食を作っているぞ』

朝10時に起床、先生に起こされて見兎の手料理を食べる。味噌汁が美味い

「巫女様からもちょっと言ってくれよ
 あいつったら俺の話なんて全然聞かないんだよ、反抗期ってやつでさあ」

2時ごろまで相談を受ける、悩める子羊的なあれだよ
とはいっても深刻な悩みが舞い込んでくることはないんだけどね

『はいラーメン!チャーハンはおまけしておくよ!』

2時を越えたら料理屋で遅めの昼食をすませて村の中の見回りをする
おまけは嬉しいけどラーメン1人前にチャーハン丸々は少しきついって…

「ただいま先生、これあそこの家の人から」

『あそこで分かるほどお前とは以心伝心してない』

4時に一時帰宅、先生に村の人からもらった食料を渡す
たくさん貰うのはいいけどこれ在庫処分だろ、絶対食べきれないからって押し付けてるだろこれ

「酸化鉄とアルミニウム…っと、目くらましにはなるかな」

7時まで狩りをする。狩った熊は地面に置いて放置
近くで狩りしてる人たちが持ち帰ってくれるだろうし自分は手ぶらで帰るかな

「料理は美味いんだから少し性格を直せば嫁の貰い手も現れるのにな」

『私の気持ちを知ってか知らずかはどうでもいい、表に出なよ。その喧嘩買った』

『2人とも食事時に五月蠅いぞ、いい加減にしろ』

確かにこれは失言だったな、見兎の背中は大やけどだ、嫁には行き辛いだろう
本人がまるで気にしてないとはいえつつくもんじゃない、ここは素直に反省だ

「心理学はどうも不慣れだな…」

食後には読書が日課になっている。広く浅く実用的な本を読むのが基本だ

「天にいるのかも分からない我らがなんかすごい神よ、帰り道に落ちてたこの木の枝を捧げます…」

寝る前には神棚的なものに祈っておく。供え物は木の枝や小石や見兎が食べ残したシシャモの頭やらだ
こうして1日が終わる、よし、今日も1日働いたな



「やっぱり朝は苦手だな…」

朝は苦手だ、温室育ちの身にはきつい

「食事が美味いな…」

早めの昼食を食べる。朝食なんてなかった

「海が綺麗だ…」

食べ終わったら海を散歩する。日の日差しが眩しかった

「森が綺麗だ…」

一度拠点に戻ってから森を散歩する。穏やかな木漏れ日だった

「少しご一緒してもよろしいですか?」

「大丈夫ですよ、どうせ散歩してるだけだし」

「では話しましょうか、私は…」

樹人のクロマツさんと話しながら散歩する
一人もいいけど誰かと話してる時間の方が好きだな

「月が綺麗だ…」

夕食を食べてから散歩する。月がとても綺麗だったから散歩する。

「臨兵闘…以下略。なんかすごい神よ、なんかいい感じにあれしてください」

祈ってから巫女服になって就寝。女装癖じゃなくて眠りやすいから着替えてるだけだ
こうして1日が終わる、今日も一日働いたな



これはひどい。今すぐハローワークに行かなきゃいけないぐらい酷い
とはいっても自分みたいな屑に出来ることなんてないしな…
とりあえずは散歩でもしながら何ができるか考えよう、それがいい、よし散歩だ

このページへのコメント

ま、やれることをやるのが一番。

作成お疲れ様でした!

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Posted by 安藤竜 2016年09月14日(水) 07:50:02 返信

作成お疲れ様でした!
過去編が良い風景で、其れだけに寂しさもあり。

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Posted by クロマツ 2016年09月14日(水) 02:09:15 返信

作成お疲れさまでした
狩人は見ている、たまに散歩してるのを(適当)

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Posted by カリュー 2016年09月14日(水) 01:08:48 返信

作成お疲れ様でした!
いつも散歩していると思ったら……なるほどですね

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Posted by ゾディー 2016年09月14日(水) 01:04:16 返信

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