【R-18】シュテルとシュルクは遭難した島で貴方たちと生活するようです【安価・あんこ】

石板が出来たから日記を付けよう。
今回のものは既に付けてあるものになるから記憶による復元だけれど。

XXXX年XX月XX日
私達はあのスワンボートのような形をしたノアの箱舟に乗った。これは友好的な亜人や生き残った人類が生き延びるために作ったものである。私達はいわば種の保存の為のサンプルと言ったところだろうか。私達はサンプルらしく保存の魔法をかけられて力を抑え、通称省エネモードと呼ばれるものになった。もうすぐ出向だ。生き残れると良いな。私は死なないけれど、皆は違うからね。

追伸：正直スワンボートはふざけていると思う。名前もＡＨＩＲＵだし、技術者たちは首を捻りながら作っただろう。一切の問題がないならいいけれど。

XXXX年XX月XX日
出向前のパレードでは乗組員が勢揃いした。色々あったせいで細やかなものになったけれど、その顔は緊張と希望に溢れていた。
そこでは多くの人が手に飲み物や食べ物をもって笑い合っていたのだ。普段はあまり見ないような種族やよく見る種族も見えてそこは人種の坩堝、人種の博覧会の様であった。ノアの箱舟とはよく言ったものだと思う。私は壁でチビチビとお酒を飲んでいるだけだったけれど。
それはともかく出向したのだ。私達の種を残し、少しでも生き残るために。

XXXX年XX月XX日
出向一日目、船の中を歩き回った。その結果この船の中には数多くの娯楽施設が含まれていることが分かった。いや、事前に説明は受けていたけれど。
まぁ、アレだ出向してから実際に見ると違うなっていうアレだ。本やゲームも沢山あったし、退屈することは航海が変に長引かない限りはないだろう。
早速借りてきた。本の方は貸出厳禁らしいが、ゲームの方はデータをコピーしてもらった。文明を成長させる系のゲームで、非常に長く楽しめるらしい。
これをやっていたらそれだけで航海が終わってしまうという話だ。私は飽きっぽいので分からないが。

〜〜〜〜〜１３ヵ月と２９日〜〜〜〜〜〜

XXXX年XX月XX日
本がたくさんあって楽しい、あのゲームも続けているが私の興味は本に今の所あった。本は読み終わるか怪しいもの程だ。航海が終わらないで欲しいと思わなくもない。
しかし、この本の数も嘗て人類が持っていた書籍の総数には及ばないだろう。もっと多くの書物があったはずだ。しかし、この動乱の中で失われてしまったのだ。
悲しい事だ。それを取り戻すのは困難だろう。しかし、やるべき事の一つであるように感じられる。つまり私は退屈していないと言う事だ。しかし、周りの者はいくらか異なるようだ。
つまりは退屈と暇でたまりかねていると言う事だ。しかし、この船はまだ問題が少ない分類だろう。他の箱船ではソドムとゴモラさながらの乱交パーティに成っている所もあるようだから。さて、この船では日夜トランプパーティ・聖書朗読・飲めや歌えの乱痴気騒ぎが行われているがそれでも限界だろう。最近はいくらか静かになった。
中には錯乱したかのように太古を叩き、ｿｲﾔと繰り返している者や紅茶の蔵を見て絶望的な表情をしているものもいる始末だ。ほんと、限界らしいから陸地さんにはさっさと見つかって欲しいなって思う。

ここからは復元ではなく、新しく記述する。

島歴１年１月１日
神話級にデカい嵐で船の何倍も大きな波に衝突。船は破損し、私達は自然豊かな島に流れ着いた。その結果として漂流物を四つ。聖なるマチェット・田中・投げ網・箱船（壊）を発見した。しかし、シュテルとシュルク両名以外の個人ダイスは流された。だが、幸いなことに量産ダイスは二つ程発見できた。
そこで外見は綺麗なまま発見された箱船を拠点とすることを考え、探索を開始する。その結果として箱船の空間制御装置が壊れ、部屋はポスターとなり果てた事と箱舟は魔物に占拠されている事が判明した。しかし、これからの生活に役立つ道具をいくらか手にれた。それは下記のものだ
エロ本２冊セット　ゆるふわ　ロリ
救急箱
養殖食用スライム
真水
古新聞の束
狩猟セット３つ
調理器具２つ（コンロ・マッチなし）
食料１２回分
そして箱船内は魔物が占拠しているので、外に仮拠点を製作することにした。その拠点は一般的な一軒家の耐久を１０００とすると６０４くらいの代物であり、仮拠点としては悪くはない出来だと思う。我々はそこで休息を行うことにしたものの、火がない為食料は冷たく人の顔も碌に見えなかった。また、布団もなかったが休むことはできたと考える。
私は幽霊だからどちらも大していらないんだけれどね！後周りがとても賑やかだったよ！