最終更新:ID:pkwQI/g0+g 2016年09月19日(月) 19:43:18履歴
ああ、愛しい我が子よ!!
ワタシは貴女の母を愛しておりました。貴方の母が貴方を身籠ったと聞いた時、
私の中で、言いようのない幸福感がとめどなく溢れんばかりでした。
しかし、■■■は貴女を認めなかった。「劣等種の血を引く者を貴殿の後継者などと認められぬ。」と言い、
彼の者どもは有ろうことか、嵐を起こし、多数の人々を巻き添えに、
貴方とその母を、この世から葬り去ろうとしたのです。
ああ、ああ! 愛しき我が子、ワタシと彼女の愛の結晶よ!!
貴方と母をこの手で助けられず、貴方の母を見殺しにしてしまったこと。
許してくれなどと厚かましいことは申しませぬ。ですが、どうか、どうか。
貴方だけでも、どうか――――――――――!!!
――――――
―――――
――――
―――
――
―
ああ!ああ!まさか、あの子を、この■■の子を、
救い、拾い、育ててくれた人が居ようとは!
世界に感謝を!自然に感謝を!
慈悲深き人と異なりし種族の、魚を祖に持つ、かの夫婦に感謝を!!
健やかに。逞しく。優しい子になってください。
普段は凪の日の如く、穏やかですべての生き物を暖かく包む海のように、
いざという時は嵐の如く、激しく敵対するモノすべてを飲み込む海のように、
そのような子になってくれることを、私は貴女に一番近く、それでいて一番遠い場所から願っております。
そして、彼らに名づけられしその名をこのワタシが呼ぶことをお許し下さい…
―――――――――リョウマ、愛しい愛しい我が子、この愚かな『海王』の息子よ。
ワタシは貴女の母を愛しておりました。貴方の母が貴方を身籠ったと聞いた時、
私の中で、言いようのない幸福感がとめどなく溢れんばかりでした。
しかし、■■■は貴女を認めなかった。「劣等種の血を引く者を貴殿の後継者などと認められぬ。」と言い、
彼の者どもは有ろうことか、嵐を起こし、多数の人々を巻き添えに、
貴方とその母を、この世から葬り去ろうとしたのです。
ああ、ああ! 愛しき我が子、ワタシと彼女の愛の結晶よ!!
貴方と母をこの手で助けられず、貴方の母を見殺しにしてしまったこと。
許してくれなどと厚かましいことは申しませぬ。ですが、どうか、どうか。
貴方だけでも、どうか――――――――――!!!
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ああ!ああ!まさか、あの子を、この■■の子を、
救い、拾い、育ててくれた人が居ようとは!
世界に感謝を!自然に感謝を!
慈悲深き人と異なりし種族の、魚を祖に持つ、かの夫婦に感謝を!!
健やかに。逞しく。優しい子になってください。
普段は凪の日の如く、穏やかですべての生き物を暖かく包む海のように、
いざという時は嵐の如く、激しく敵対するモノすべてを飲み込む海のように、
そのような子になってくれることを、私は貴女に一番近く、それでいて一番遠い場所から願っております。
そして、彼らに名づけられしその名をこのワタシが呼ぶことをお許し下さい…
―――――――――リョウマ、愛しい愛しい我が子、この愚かな『海王』の息子よ。
このページへのコメント
親御さん、しっかりお前を愛してた見てぇだな。
作成お疲れ様でした。
作成お疲れ様でした!
……育ててくれる方がいてよかったですね
作成お疲れ様です〜。
……ああ、きちんと貴方を、貴方の家族を覚えている方がおられたのですね